木更津病院

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◆院長より ごあいさつ◆

 木更津病院は、昭和35年に開設された、歴史のある単科の精神科病院です。君津、木更津地区の唯一の精神科病院として(現在は他にもありますが)地域の医療に貢献してきたと自負していますが、近年の精神医療の変化に対応し、現代に相応しい医療技術と治療環境を持った病院を目指しております。

 当院は、質の高い医療を目標にしており、医師、看護師には多くの研修の機会を設け、医療水準は他の病院に引けを取らないと自負しています。千葉大学医学部精神科とは緊密な連携を持っており、千葉大学から若い優秀な医師が数多く派遣されており、最新の知識と熱意のもとに診療にあたっております。精神疾患の治療はしばしば長期にわたる場合も多く、当院では治療の一貫性と、患者様の安心を重視し、入院患者様の治療は原則として外来で治療にあたっていた医師が引き続いて行うことにしており、退院後の患者様の治療も入院担当医師が行います。また、当院では今年から電子カルテを導入し、スタッフ間の連絡を緊密にして退院後の患者様の適切なフォローアップを図っています。

 精神科病院は、まだまだ閉鎖的な側面を持っていますが、開かれた病院となるべく、改革、改善を進めています。開かれた病院作りの一環として、当院は二つの精神科クリニックを開設しております。千葉市の蘇我駅前に「そが西口クリニック」を、木更津駅東口近くに「木更津メンタルクリニック」を開き、広く地域の方に精神科医療サービスを提供しております。また、クリニックの弱点としては、夜間の救急対応が出来ないということがありましたが、当院では電子カルテの活用により、木更津病院と二つのクリニックとの情報交換を可能にし、夜間でのクリニック通院患者様の御相談も受けております。情報開示にも積極的に取り組んでおり、同時に電子カルテのセキュリティを万全にするなど、個人情報の保護にも十分に留意しております。また今後は地域の皆様への広報活動を展開し、地域保健にも貢献していきたいと考えております。

 精神科医療は、児童からお年寄りまで多種多様な疾患に向き合っていく時代となりました。当院は最新の医療を地域の皆様に提供すべく努力しております。
院長写真
院長 古関 啓二郎    .

◆副院長より 精神科病院での入院治療について ひとこと◆

 精神科病院には様々な精神疾患の人が入院してきます。以前は統合失調症や躁うつ病の方が中心でしたが、最近はうつ病、気分変調症などの気分障害、急性ストレス反応、適応障害や解離性障害などのストレス関連障害、また高齢化社会を背景に認知症の方などが増えてきています。

 当院には7つの病棟があり、それぞれ機能別に分かれていますが、最初に入院される方はほとんどが急性期治療病棟という男女混合の病棟になります。精神科病院というと暗いイメージがあるかもしれませんが、当院の病棟は採光の多い開放的な病棟です。どうしても不安な方は事前に病棟を見学することも可能ですので申し出てください。

 入院治療では精神科としての診察、診断とともに血液検査やレントゲン、脳CTなどを用いて身体的な検索もしていきます。その後、薬物療法、精神療法、療養によって治療を進めていくわけですが、入院治療では外来治療にはないメリットがあります。入院治療の第1のメリットは病気を起こした環境(自宅や会社)を離れて療養しながら、細やかな薬物調整を図ることができるという点にあります。近年新しいタイプの抗精神病薬や抗うつ薬が出されており、入院治療ではそれらを効率的に使用、調整できると考えています。そして第2のメリットですが、入院治療においては医師、看護師、精神保健福祉士、心理士、作業療法士ら様々な職種が患者様の治療に携わっていくということがあげられます。患者様の日々の不安や悩みをとらえたり、じっくりと話を聞いたり、ストレスに対処する能力を高めたり、生活環境の調整をしたりするのは、医師よりも他の職種の得意とする領域であります。それぞれの職種が相補的に関わりを持っていく中で治療が促進的に働くのではないかと考えています。

 普通に考えるとできるだけ入院はさせたくない、入院は最後の手段にしたいと考えている当事者、家族の方が多いと思いますが、上述したようなメリットを考えると、今後は発病早期から(特に統合失調症においては)入院治療を取り入れていくのも1つの方法ではないかと考えています。
副院長写真
副院長 関根 博    .

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